ナカノート

徒然なるままに書き散らすブログです。

米大統領選の反応 まじめなものから便所の落書きレベルまで

たまには本業から離れた記事をポストしようと思います(引き出しの多さをうまいこと見せたいだけですがw)

取り上げるならタイムリーなものと思い、やはり昨日の大統領選がいいなぁと。

ということで、選挙戦結果に対する反応の中でも、個人的にいいと思ったものをまじめなものから2chのレスに至るまでピックしてまとめてみました。

識者の反応

トランプ氏の政策がすべて実現するとは思われないものの、大統領は外交・安全保障政策に絶対権限を持っているため、この分野のリスクについては注意するべきだろう。」

2016/11/9 ロイター<SMBC日興証券 金融財政アナリスト 末澤豪謙氏>

 「異なる立場の人たちを融合しようという理想を掲げて人権やポリティカルコレクトネスを追い求め、世界の標準になろうとしたアメリカのリベラリズムを行き詰まらせてしまったのかもしれません。」

2016/11/9 YAHOOニュース<やまもといちろう>

 Everyone must stop saying they are "stunned" and "shocked". What you mean to say is that you were in a bubble and weren't paying attention to your fellow Americans and their despair. YEARS of being neglected by both parties, the anger and the need for revenge against the system only grew. Along came a TV star they liked whose plan was to destroy both parties and tell them all "You're fired!" Trump's victory is no surprise. He was never a joke. Treating him as one only strengthened him. He is both a creature and a creation of the media and the media will never own that.

訳:「あり得ない」とか「ショッキングだ」と嘆くのを辞めよう。それを口にすることは自分の殻に閉じこもったり、他のアメリカ人や彼らの絶望に目を向けていないことを意味する。両政党にネグレクトされた人たちの、既存のシステムに対する怒りや復讐心が大きくなっている。そこに現れたのが、両政党をぶち壊し、「お前はクビだ!」とのたまうTVスターだ。トランプの勝利は驚きじゃない。彼はジョークなんかじゃなかったんだ。そして、支持が彼をさらに強めている。メディアは決して認めないだろうが、彼はメディアが産んだ怪物なんだ。

マイケル・ムーアFacebookより

SNSでの反応

「うろたえているというよりはむしろ、その気になればなんだってできるということがわかったよ」-オシ・ユームニオラ

ブレグジットって何?とググったのはいつの日のことだったか…」-サラ・シルバーマン

「トランプはバカでレイシストだが正直だ。ヒラリーは賢くてリベラリストだが嘘つきだ。アメリカは正直者を選んだ」

「トランプの何がいいって、政治活動に必要な資金を全て自分で賄えることだよ。『オレは金で買えない!』って、政治家に最も必要な素養じゃないか」

「今日、中国のインターネットユーザーは民主主義による国民の勝利を羨ましく思ったことでしょう」

「立派な人たちが決めた既存のルールに『いやだよ』と普通の人たちが言った選挙、それがアメリカ大統領選挙だったのかもしれません。衆愚的という批判もありますが、選挙とは有権者というのはそういうものであり、立派な人たちの作った枠組みに辟易しているのが今の普通の人たちなのです」

2chでの反応

「これ100年後の歴史の教科書にのるかもしれんな」

「日本にとって確実な害悪であるヒラリーと、世界にとって害悪になるかもしれないトランプならまだトランプの方が可能性あるわ」

「トランプが勝てば戦争になるというけど、トランプ自身は攻撃を受けない限り戦争起こさないだろう。逆にいうとNATOとか機能しなくなるからアメリカ以外で戦争が増えるという皮肉」

「綺麗事だけでは生きていけないという本音の表れ」

感想

こういう時って結構気の利いたジョークがSNSで飛び交うものですが、それが世界的に見られなかったことを考えると、それだけ衝撃度が高すぎたということなのでしょう。2chのレスにある通り、政策の結果次第では本当に歴史の教科書に載るような出来事を目の当たりにしているのかもしれません。

個人的には、月並みですがこの前のブレグジットも考慮すると、地球規模でいわゆるエリートが作り上げてきたシステムに庶民がNoを突きつけ始めているのだと思いました。

日本でも、最近多様性や平等を追求するあまり「言いたいことが言えない」「ちょっと息苦しいかな」ということが囁かれ始めており、そのうち大きな変化が訪れるかもしれませんね。

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